店主BLOG
ONAKAMA2021
~ONAKAMA2021@大阪城ホール~
THE ORAL CIGARETTES
BLUE ENCOUNT
04 Limited Sazabys
1週間前の1月31日におこなわれたライブ。
チケット抽選は落選、SOLD OUTで行けないはずのライブだったんだけど、チケットトレードで入手することができました。
2回目の緊急事態宣言で「ライブに行かない」と選択した人がいて、私は誰かが手放したチケット=感染リスクを買った訳です。
選択が正解だったか間違いだったかは、まだわかりません。
それでもイベント業界の感染防止対策は凄まじく、企業努力には頭が下がります。
国の補償から外され苦境に立たたされても、この1年でシステム構築や運営の仕組みを変えてwithコロナと真っ向勝負しているのがヒシヒシと伝わります。
混雑を避けるためグッズ販売は時間帯別の事前抽選で入場券が必要。
チケットは電子チケットのみでスマホ画面にスタンプが押されてスタッフとは非接触。
ライブの入場には新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」のインストールが必須。
イベント人数制限の5000人に観客を減らし、空席を作りソーシャルディスタンスが保たれていました。
ダスキンがクリーンパートナーとなり、入場前の靴の除菌、アルコール消毒、トイレの清掃は徹底されてました。
もちろん検温・マスク着用。モッシュ・ダイブ、声出しや歌うのも禁止、まったく歓声のないライブでした。
はっちゃけるライブも良いですが、この切ない距離感が心で音楽を受け止めるのでグッとくるものがありました。
帰り道に息子は「ライブなしでは生きていけなくなったわ〜」とポツリ。
息子は1回目の緊急事態宣言の時、休校中にYou Tubeで音楽をたくさん聴くようになって邦楽ロックにハマっていきました。
ジ オーラル シガレッツを好きになり、ファッションにも憧れてDr.Martinのブーツを買ったり、いろんなことに興味をもつようになりました。
「あんなカッコいい人になりたい」って憧れること、目標にしたい大人がいるって、素晴らしいことだと思います。
飽きっぽい一人の中学生が、将来は音楽業界の仕事に携わりたいと毎日ベースとギターの練習に励む日々。
人生を変えるほど打ち込めるモノを与えてくれたのは生のライブでした。
人それぞれの心の拠り所。
どうかエンタメ業界に日常が戻り、罪悪感なしで楽しめる日が来ますように。
工房は3月末をもちまして開業から10年間過ごした場所を離れることになりました。
新型コロナ感染症が感染拡大していき、ナチュラルバックヤードもいろんなことが「停止」しました。
お店は休業、NPO法人の活動である木工イベントは軒並み中止。
2020年は10周年のアニバーサリーイヤーを迎えるはずでした。
あらゆる収入源がなくなり、もう廃業なのかな。。。
お祝いどころか、そんなことを考えながら生き残る道を探す1年でした。
固定経費の見直しやアフターコロナを見据えたこれからの経営を考え、たくさん悩んだ末、工房移転することを決めました。
10年からの再出発。
工場の跡地はナチュラルバックヤードファクトリーへと生まれ変わります。
新しい場所が出来るまでの道のりをブログでUPしていきますね。
【ご優待クーポン発行中!!】
「RUSH BALL 2020」の新型コロナ感染防止対策は凄かった
イベント中止が相次ぐなかで唯一夏フェス開催に踏み切った『RASH BALL2020』が8/29、8/30の2日間、大阪府泉大津市で開催されました。
邦楽ロックに目覚めて、去年からベースを始めた息子。
今一番好きなバンドであるTHE ORAL CIGARETTESが『RUSH BALL』に出るので行きたいと言いました。
感染リスクの恐怖、理由のわからない罪悪感、そして世間体。。。
いろいろ考えたら「今年は諦めよう」と言い聞かせるべきなのか?
散々迷いながらも結局、連れて行きたいという気持ちの方が上回ってしまいフェス1日目に参戦してきました。
RUSH BALL2020の新型コロナ感染防止対策は凄かった。
【チケット購入のルール】
RASH BALLは国のガイドラインに従って例年なら約2万人の観客動員数を5千人に縮小。
また、入場できるのは近畿2府4県という制限あり。
チケットは電子チケットのみで名前を印字、転売も同行者変更もできません。
未成年は親の同意書と、入場時に身分証明書の提示が必要です。
【会場入り口の対策】
入場時は手指の消毒、検温。
37℃台の人は入場の列から外されます。5分クールダウンして再検温。
私は再検温ゾーンに収容されてしまいました。クールダウンのおかげで36℃台に戻ったので入場クリア。
ここで追い返されたらどうしよう。。。本当にビビりました。
出発前にも自宅で体温を計り、名前や住所など追跡できる個人情報も加えてWEB問診票に入力しなければいけません。
「大阪コロナ追跡システム」にも登録必須、義務付けられた入力データは入場の際にすべてチェックされます。
アルコール飲料の持ち込み禁止なので荷物チェックもありました。
シートエリアは2メートル目安で場所を確保、周囲との間隔もしっかりと開いていました。
トイレはダスキンさんが衛生管理をしており、常に除菌作業をしてくれていました。
スタンディングエリアは1メートル間隔をあけて、黄色いリボンで立ち位置が決められていました。
一列づつ柵で仕切られているので、前に出ることも人とぶつかることもありません。
マスク着用、声を出してはいけない、モッシュやダイブも禁止。
たくさんの制限はあったけれど、観客はしっかりとルールを守ってライブを楽しんでいました。
人生初の夏フェスを経験した息子は、この帰り道に「あのステージに立ちたい」と言いました。
毎日ベースの練習をするようになり、どんどん上達しています。
ひとりの少年に夢を与えてくれたRASH BALL。来年もこのゲートを息子と一緒にくぐりたい。
コロナ禍での開催にはたくさんの批判もあったでしょう。
それでも音楽イベントの動きを止めないために完全赤字で開催に踏み切った主催のGREENSさんに心から感謝します。
あれから2週間が経ちました。集団感染は確認されていません。
『RASH BALL2020』がこれからの音楽フェスのモデルケースになることを期待しています。
そして、泉大津市長の南出さんと久しぶりにお会いすることもできました。
南出さんが市議会議員だった頃に、木工ワークショップに呼んでいただいたりと交流がありました。
会場はマスク着用厳守なので記念撮影も全員マスク姿ですが、これも2020年ならではの思い出。
泉大津市民の皆さまにとっては不安と我慢の2日間であったこと申し訳なく思っています。
素晴らしい場所をありがとうございました。
今年最初で最後の花火。