店主BLOG

2010-10-08 12:10:14

構想

昨日、久しぶりに髪を切った。バッサリとね。
もう半年ぐらい、いや、半年以上切ってないんじゃないか?
夏は暑くて髪は束ねてしまう。
そして帽子なんぞ被ってしまえば手入れをしないヘアースタイルもわかりゃしない。
ってもんで、美容室はずいぶんご無沙汰していた。
ご無沙汰してしまった間に、長年担当してもらっている美容師さんが独立されて自分のお店を開店していた。
で、初めてオープンしたお店に行ってきた。
自分の理想を妥協せずに、思い描いたままお店にしたんだろうな~。。。
と関心するぐらい素敵なお店だった。

店内は木目調のタイル、外観からインテリアから内装まで色調はエボニーぐらいの濃い茶で統一されている。
カットブースがひとつづつ仕切られていて個室のよう。
横並びに続くカットブースと違って、鏡越しに隣のお客様と目が合ったり、話し声が筒抜けにならない。
だから、周囲をそんなに気にすることなくリラックスできる空間になってる。
美容師さんにしてもそうだろう。
隣のお客さんの視線など気にせずに技術に集中できる。

んでもって、驚いたのはシャンプーブース。
歩いて移動しなくていいんだ。
というのは、理容室のように前向きにうつむいて、苦しい体制で洗髪されるわけじゃないのです。
シャンプーブースが移動してきてくれるんです。
ゴロゴロって自分のもとへやってくる。
ロッドに巻かれたり、カラーリングされた滑稽な姿で、人前を通り過ぎることもなくなるわけですよ。
まぁ画期的[:拍手:]

でもこの移動式シャンプーブースは、通常のシャンプーブースより随分ずいぶん値が張るんだそう。
広い空間を作りたいという願望で、省スペース設計のために取り入れたそうです。
理想的な空間を作るために、手間をかけなきゃいけないところのお金は惜しまない。
そうやってこだわったお店作りをされているから、客としてもリラックスできて快適な空間のわけなのです。

自分たちも開業に向けて準備を進めてることもあって、開業についていろいろと語りあってみた。
で、たどり着いた結論は 「コンセプトがぶれないこと」

トップスタイリスト2人だけでやってるお店だから、一日に担当できる客数は少ない。
でも、一人のお客様に対してゆっくりと手をかけて差し上げられる。
美容室は、
「アシスタントを雇い、育成しながら回転率を上げる繁盛タイプ」と、
「1対1の接客で、なるべく最後まで仕上げたい職人タイプ」と二通りに分かれる。
後者の気持ちが強い人だ。そして、空間にこだわった。

自分のこだわりがあって、その点に特化したコンセプトを貫けば、それについてきてくれるお客様は必ずいる。

そんな意見を聞いて、自分達が目指してるものと共通する部分がたくさんあって、なんか自信をもらった。

11月に篠山でお店をオープンする。

この物件がどんな風に仕上がっていくのか自分には未知の世界だが、やりたいことはハッキリしている。
これから、息を吹き込む作業が始まる。



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