店主BLOG

2012-06-12 16:26:32

心からの手紙~福島のこどもたち~

2011/06/11 篠山市民センター内クリエイティブカフェにて
『心からの手紙~福島のこどもたち~』という企画を行いました。



まずは原発をわかりやすく知る為に1時間ほどDVDを上映しました。

 



DVD上映の後は福島から篠山へ避難した方との意見交換が行われました。


企画した私たちの予想としてはママさん達10人ほどの小さな集まりで座談会程度になるのかなと思っていたのですが、当日を迎えてみればどこでこの情報をキャッチしてくれたのか。。。
50人近く参加して頂いたんじゃないでしょうか。
イスが足りなくなる状況、カフェ内に収まりきらないほどでした。
原発問題に関心がある方、避難された方の思いを身近に感じようとしている方が、呼びかけてみるとこれほどいたんだと。。。
とても力づけられました。
でも、関心があって当然なんですよね。
再稼動されようとしている福井県の大飯原発から篠山市まではわずか約52キロの距離です。
放射能汚染が広がってもおかしくない距離、篠山に暮らす人にも起こりうることです。



福島の現状を語ってくれた皆さんのお話は、立派な専門家よりも科学者よりも、ずっと解り易くて心に伝わります。
この人たちの知識と覚悟は、平凡に暮らす私達と比べものになりません。
福島にいたから原発に知識があったわけではないのです。
原発は安全なものと教えられ、それどころか原発の話自体してはいけないという圧力というか、異様な空気の中で育ってきたのです。
原発事故が非日常から日常に一変し、過酷な日々を過ごして来た人たちの1年と3ヶ月。
否応なし向き合わなければならなくなったんです。

参加してくれた方の中には、原発事故後に自ら福島へ出向き除染ボランティアを経験された方、つい最近関東から篠山に避難されて何も知らない町でどうやって情報を集めたら良いかと模索している家族もいました。
そんないろんな経験をされた、世代も性別も違う人たちが集う場所はすごく貴重だと感じました。
今後も定期的に開催していく予定です。
こんなゆるい人間で、ゆるく活動している私たちの企画ですから、まずは皆さんもゆるい気持ちでぜひ参加してきてください。
お友達をみつけるような気持ちで。。。

以前、開催した守田敏也さんの勉強会は、ハンサム食堂夫人と2人で企画しました。
その時に「これはどこの団体が企画したんですか?」と問われることが多くありました。
そこで私たちも「へっ?団体も何も。。。全く個人的にやってます。」と答えるしかありませんでした。
それをきっかけに東北大震災支援プロジェクトの団体「どろんこキャラバン」の方から活動グループ作ったら?とアドバイスされました。
なので名前を作りました。
これからは『つなぎ村こどもプロジェクト』という名前でいろんな企画をしていきます。
このプロジェクトのことはまた今度。

★守田敏也さんのブログで篠山の勉強会のことを記事にしてくださっています。
詳細はこちら『明日に向けて』