店主BLOG

2012-08-16 16:22:54

福島の親子保養キャンプ~思い出クラフト~

8月7日(火) NPO法人風和「ささやま里ぐらしステイ」

福島の原発事故により日常生活で被曝を避けられない子どもたちに少しでも安心な食べ物を食べてもらったり野外で思いっきり遊んでもらおうと、NPO法人風和さんが企画して8/6~8/9までの4日間、福島から来た親子が篠山で過ごしました。


宿泊先は太平山龍蔵寺。
携帯電話の電波も届かない豊かな自然に囲まれた場所。
車から降りると空気が違うような気がします。
福島もきっとこういう自然に囲まれた空気のおいしい場所だったんだろう。


この4日間で親子は川遊びをしたり、外でボール遊びやかけっこしたり、篠山の城下町をぶらりと散策したり、私達があたりまえに過ごす日々を特別な思いで過ごすのでしょう。
お店があるのでステイのお手伝いは出来ませんが、NBYとしても木工ならボランティアでお手伝いできるので定休日を利用して子供たちと思い出クラフトしてきました。


青空の下、よい天気のなか工作開始。


どんな端材を使って作ろうか考え中。


みんなすごい集中力。



「親方、これカットして~」
どんどん作業が進んできた。


子供たちが作っている間、お母さん達は子育てから離れて癒しのアロマ。
こういう時間、ほんと大切ですね。
子供を守るお母さんたち、いつもご苦労様です。
子供たちはすごい想像力、驚くような発想で木のおもちゃ作りに取り組んでいましたよ。


最後はお父さんたちも真剣そのものでした。


クラフトも終えて、少しづつ日が沈み心地よい風が吹いてきた。
子供たちと龍蔵寺まで夕刻のお散歩にご一緒させてもらいました。





龍蔵寺周辺の木を使った木造の本殿はすごく立派でした。
断熱材が入っているので冬も夏もエアコンなしで過ごせるんだそうです。
大きなガラスの窓からは森が見えるように設計されています。
上坂法山住職のお話をきいて、心が落ち着いたら。。。



みんなで鐘をならそう。



みんなが散歩している間に、ボランティアスタッフの皆さんは安全な食材で美味しい晩ご飯を作ってくれていました。
私達もあつかましく晩ごはんを頂きました。
息子も福島の子供たちとすっかり打ち解けておおはしゃぎ。
普段忙しくて一緒に居られる時間が少ない父親との貴重な時間を過ごしました。


篠山市長さんも福島の親子を歓迎してご挨拶に来られていました。


そしてNBY看板猫の福ちゃんも草の中の虫取りに夢中でした。


ステイに参加されていたお母さんとお話してみると、
プールの授業で悩みがあったり、きのこ類は原発事故後食べていないこと、不便な日常をいろいろとお話してくれました。
篠山で過ごした4日間は決して特別なことではありません。
福島から遠い私達が過ごす日常を体験したまでのこと。
そして今まで福島でやってきた日常をたった4日間だけ取り戻したということ。
リラックスできて良かったね、楽しんでくれて良かったねって、
やったことに自己満足して終わる問題ではないことを改めて感じました。
みなさんに日常が戻るように県外で出来ることは何だろうか?
これからもずっと続く課題です。



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【8月のお休み】※毎週火曜日定休日
8/13(月)・8/19(日)・8/20(月)・8/25(土)

【落とし物】
8/11(土)お店の駐車場で化粧ポーチの落とし物、
8/15(水)店内で日傘の落とし物を店頭でお預かりしています。

【ご注文について 】
2012年7月より古民家改修工事、実店舗・工房増築工事と同時進行で製作しております。
木工製品のフルオーダー、在庫切れの商品については
2012年12月上旬頃の製作予定です。

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