店主BLOG

2017-12-31 00:50:00

2017年ふりかえり ~ちるみゅー城~

ブログの放置っぷりがもう年々ひどくなっていきます汗

あっという間で2017年も残すところ1日。

もう大晦日です。

今年はいろんな事に余裕のない1年でした。

それでも2017年はNatural Backyardにとって歴史的な1年でありました。

それを代表する出来事といえば、

7月15日に篠山チルドレンズミュージアムに「ちるみゅー城」という新しいお部屋がオープンしたことです。

こちらの設計・デザイン・施工を手掛けさせていただきました。

ちるみゅー城は篠山産材ひのきやスギを使用したお部屋ぜんぶが木のおもちゃの遊び場です。

6月6日に着工して、1ヶ月と1週間余りで完成させなければならないハードなスケジュールでした。

「ちるみゅー城」ができるまでをインスタグラムで振り返ってみました。

 

 

ここからが始まり。

空っぽになった教室。

オープンまでにできるの???

夢や期待より、ただただ不安ばかりが膨らんでいたような気がします。

 

 

 

着工10日目から「6」荒西さんが施工に加わってくださいました。

アドバイスを頂きながら一緒に作りあげていきました。

仕事の早さ、正確さ、見惚れました。

 

 

 

着工からちょうど2週間。2階建てのお城もカタチが見えてきました。

 

 

 

その場でデザインが決まり、カタチになっていく。

 

図面に起こそうとすると楽しい遊び場にならなくて、どんどん負のスパイラルへ。

なので図面なし、直感でカタチを作っていくことにしました。

もちろん図面なしというのは失敗のリスクが大きいけれど、

ここの現場はそれよりも「面白さ、楽しさ」が勝っていたように思います。

 

 

これもまた頭の中の構想だけで作っていくカラクリおもちゃ。

全く思うようにいきません。失敗ばかり。

一番大きな仕掛け、ちるみゅー城のメインとなる大型遊具。

今までやったことのない事に挑戦しています。

学童の子供たちは興味深々で大盛り上がり。

 

 

「6」荒西さんの紹介でデザイナーの弓削夫妻に「ちるみゅー」のキャラクターを描いてもらいました。

過酷なスケジュールに付き合ってくださって、想像以上の作品に仕上げてくださって、

このお二人のご協力で、ちるみゅー城に息が吹き込まれたような気がします。

誰もいなくなった夜のちるみゅー城でキャラクターたちが動き出しているんじゃないかと思っています。

それぐらい楽しく素敵な世界になりました。

 

 

 

教室に機械が持ち込まれ、ちるみゅーは第2の工房となりました。

季節は梅雨から夏になり、暑さと湿気で汗だくの日々。

休日はない。体力の消耗は激しい。

 

それでも毎日ここにくると一日一日、何かが少しづつ変化していく。

不安ばかりだった気持ちが、期待や楽しさの方が上回るようになってきました。

この風景が好きでした。

緑に囲まれた素晴らしいロケーションで夢のある仕事に携わることができて幸せを感じていました。

 

 

 

2017年7月15日(土)

篠山チルドレンズミュージアム・グラフィティ棟に「ちるみゅー城」が誕生しました。

オープン初日から冬季休業前の12/24まで、たくさんのお友達が遊びに来てくれました。

お店のお客様からも「行ってきたよ」とたくさんの方からお声を掛けていただきました。

 

ちるみゅー城はまだまだ途上段階です。

とっても複雑なカラクリに挑戦した「木のたまご工場とはたらく車」は生みの苦しみを経た甲斐あって、子供たちには大人気です。

そのぶん利用頻度に追い付かなくて故障することも多く、木のおもちゃの限界も痛感しています。

喜び、苦しみ、また運営や管理の難しさ、オープンから半年でいろんな経験をさせてもらいました。

Natural Backyardにとっては2017年の大きな大きな事業、そして感謝の日々だったと思います。

 

ちるみゅー城は、ちるキャラと共に冬眠に入ります。

来春3月の開館には子供たちの賑やかな声が戻ってきますように。

またお会いしましょう♪

 

ちるみゅ城の遊具についてはWEBサイトをご覧ください。

http://naturalbackyard.jp/free/chirumyu

 

 

2017-05-08 17:12:00

森と木のめぐみワークショップ

2017年のゴールウィークが明けて日常に戻りました。皆さんお疲れでてないですか?

今年はお天気の崩れも少なく、お店にもたくさんのお客様が訪れてくださいました。ありがとうございました。

ワークショップも前半は篠山、後半は大阪で開催させていただきました。

ご参加くださった皆様ありがとうございました。

 

4/29、4/30は篠山チルドレンズミュージアムでワークショップをいたしました。

こちらは篠山市「Go!Go!さとやまの日」の一環で実施された木育ワークショップです。

篠山チルドレンズミュージアム・Forest Symphony Sasayama・Natural Backyardとの共同企画でおこないました。

 

 

1日目は『森と木のめぐみワークショップ』

 

薪割りと木工体験、午前と午後の半日コース。

木工体験は「こえだの人形」を作りました。

 

   

 

 

 

 

 

 

 

2日目は『森と木のめぐみ 満喫ワークショップ』

 

薪割・木工体験➡かまどご飯で昼食➡森を感じなが散策➡という里山をたっぷり満喫できる一日コースでした。

①薪割りのプロ・Forest Symphony Sasayamaスタッフにサポートしてもらいヒノキを割ってみる

②割ったヒノキを使ってNatural Backyardと一緒に丸太のイスを作る

③イスを作っている間に薪割りしたヒノキを使って、ちるみゅー館長がかまどでご飯を炊いてくれます

 地元で採れた筍の炊き込みご飯でみなさんの昼食タイム

④いろんな材料に使われたヒノキは一体どんな木なの?どのように生えているのかな??

 自然博士のみえてぃ先生にガイドしてもらいながら実際に山を散策してみよう。。

というストーリーで進行していきました。

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

みなさんは「里山」って、どんなイメージをもっていますか?

日本の風景、自然がいっぱい、緑豊か、空気がきれい、長閑、癒し、

集落、農村地、過疎化、土砂災害、鳥獣被害、放置された森林などなど、、、

自分のいる環境によってプラスのイメージにもマイナスのイメージにもなりますね。

また、どこか遠いところ、遠い存在に思う人もいるでしょう。

実際、多くの人が里山に入る機会が少なく、里山との関わり方自体わからなかったりすると思います。

 

里山のヒノキや杉は薪となりエネルギーとなり、家具や建材の素材となり、人形作りや遊び道具の材料となり、

また山菜や筍など食材を手に入れることができる。

この2日間のワークショップは遊びながらも学べるものがたくさんあったと思います。

里山は食と暮らしにたくさんの恵みを与えてくれていることが実感できました。

 

初めての試みで不備もあり、木工体験ではスムーズな進行が出来ず参加者の皆さんにはご迷惑おかけしました。

それでも皆さん温かな心でイベントを最後まで楽しんでくださって、私たちにとっても充実した2日間でした。

ご参加くださった皆様に、スタッフの皆様に感謝いたします。またやりたいですわくわく

 

篠山チルドレンズミュージアムでは毎週末いろんな催しやワークショップをしていて、山や森での楽しい遊び方を教えてくれます。

Natural Backyardも毎月1回「木のおもちゃ作り」を開催していて、木工が好きなリピーターさんもいらっしゃいます。

その他、篠山市内には山や森で遊べる場所や公園がたくさんあり、各施設でいろいろな自然体験ができます。

遊びを通して、ぜひ里山に関わってみてください森

 

 

★こちらでもイベントの様子がUPされています⇒FacebookForest Symphony Sasayama』​

 

その他のワークショップの様子や参加者の方々の写真をまとまています。下記の画像をクリックしてくださいね。

※イベント会場受付にて撮影および掲載許可のお願いを告知しております
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