店主BLOG

2010-11-08 12:12:13

お店づくり~壁~

不動産屋さんだった面影は日に日に薄れていき、雑貨屋さんへと姿を変える。
基礎が出来たところで、次は壁を仕上げていきます。


壁は漆喰。
カルクウォールを使用します。
まずは下地塗布完了。


そしてカルクウォールをコテ塗りで仕上げます。
製作係、筋肉痛に耐える[:ムニョムニョ:]
これで少しは痩せるかしら。。。ムフ[:イヒヒ:]



店番係は近所でチラシのポスティング。
お店から徒歩でいける場所に若い世代のマイホームが密集しています。
そこに暮らす子供達が寄ってきて、ポスティングのお手伝いをしてくれました。
「ここは●●ちゃんとこで」「ここは●●がおるとこ」と、1件1件説明してくれる。
ポスティングの時間は倍かかりますが、なんか無邪気でかわいいね。
ホッとするわ。



あらあら、すっかり日が暮れちゃったね。



ずいぶんお店らしくなってきた。
なんの変哲もない窓も、窓枠を作ったらずいぶん雰囲気がでてきた。


玄関の看板もできた。


お店のイメージカラーはこんな感じです。
漆喰の真っ白な壁に、自然塗料のローズウッド。
自分達の一番好きな配色。






2010-11-07 11:55:42

お店づくり ~基礎~

いよいよ本格的に始まったお店づくり。
いよいよといっても、もうオープンまで2週間きってしまいました。
間に合うか。。。[:冷や汗:]

まずは基礎から。
以前は不動屋さんだったという物件。
不動産屋さんが使っていたままの状態です。
まずは、既設の配線、照明、エアコン、床材などを撤去。
 


石膏ボードを張る為の同縁を壁全体に取り付けます。
こういった基礎が一番根気のいる作業なんでしょうね。
製作係が一人で黙々と仕事します。


次の段階は石膏ボード貼り。
こちらは一人では大変な作業なので、助っ人に元職人さんにお手伝いいただきました。
本職とだけあって、仕事テキパキ、夜遅くなっても最後の作業まで付き合ってくれました。感謝感謝。
がっちりしたS君は甘いもの好き。
余談ですが、愛媛・今治に自給自足の採取農業家・高塚さんという方がおられて、「ニホンミツバチのたれ蜜」という1年に1~2回だけ採蜜できるレアな蜂蜜があります。
以前、その蜜を味わったS君はえらく感動なさった。
蜜の味の虜になったS君に、その蜂蜜を手土産で差し上げると子供のように大喜びしてくれることから我が家ではプーさんと呼ばれています。


製作係の先輩も訪れて、この日はお店が賑やか。


これまた余談ですが、作業服屋さんに行けば子供用のニッカポッカがあるのですね。
親父について回る息子。


ジョイントテープ貼り、パテ処理をして基礎が出来上がります。


次は壁を漆喰で仕上げていきます。
ここからお店の中が激変してゆくのです。
楽しみなのだ。




2010-10-29 16:15:42

オーダー 下駄箱

オーダーで製作させていただいた下駄箱。
ずいぶん長い間お待たせしてしまい、やっとお客様のところへ旅立っていきました。
「こんな商品が欲しい」というお問い合わせをいただいてから、もう2ヶ月は経つでしょうか。。。
まずはご予算とイメージ、引越し先のお部屋の大きさ、金具のパーツ探し、色選び。。。
何クッションも置きながら、少しづつ少しづつ決まっていき、何度もメールをやり取りしながら出来上がった作品だから、ホッとしたような、嬉しいような、寂しいような、そして不安。。。







お届け当日、「届きました。凄く気に入りました。」とすぐにメールを下さいまして、ようやく作品の嫁入りを心から喜べるようになりました。

ナチュラルバックヤードの製作担当は、作家でもなく、職人でもありません。
肩書きのない雑貨屋の製作係。
作家と呼べるほど才能が満ち溢れてる訳ではない。
職人と呼べるほど修行を重ね、技術を習得してる訳でもない。

時代の流れと共に、以前働いていた自動車関連の職場で労働時間を余儀なくカットされた。
社会全体が不況だったから遂に来たか。。。という思い。
そんな中、知り合いから廃墟寸前の古い住宅のリフォームをお願いされた。
建築現場で働いた経験もあり、給料カットされた分を補えるバイトでもあった。
だから引き受けさせてもらった。
二足のわらじ生活。
息子がリフォームの様子に興味を持ち、いつも工具のそばで遊んでた。
危ない工具がたくさんあるので、他に興味がいくように廃材で木のおもちゃを作ってやった。
息子は喜んだ。
そのうち、他の子供も木のおもちゃを欲しがるようになった。
世の中、プラスティック製のおもちゃや電子ゲームしか見かけないが、
木で作るものが子供は大好きだってことを知った。

労働時間をカットされたこと、給料が減ったこと。。。
そのうちリストラってあるのかな・・・?
でも食べるお金が必要だし、生きていかなきゃいけない。
堕ちて気が滅入っている場合じゃない。

俗に言う、
「ピンチをチャンスに。。。」っていう状況ですよ。
時間が空いたなら、まずは負担の少ない方法でWEBショップを始めてみよう。。。
そんなきっかけで始まったから、立派な肩書きがないんです。

でも 手づくり市などで出会った人、星の数ほどあるインターネットの中から探してくれた人たちが、リピーターになってくれて、お客様が増えたきた。
少しづつだけど、ピンチがチャンスになってることが実感できる。
まだ成功じゃない、チャンスの段階だけど。。。
進化できるように頑張ろう[:グー:]

高級感はないけれど、可愛くて、安心な材質で、買いやすい手頃な価格。
それだけが、うちの肩書きかもしれない。



2010-10-27 12:43:45

お店づくり ~場所選び~

有難いことにオーダーを頂いたお客様の製作を数件控えており、それと並行して製作担当者がお店作りを自分で施工するので、お店はまだ手付かづだったりする。
店番係は内装が出来上がるまで出番がないので、プライスカードやPOPを製作したり、必要な備品を調達したり。。。
とにかくほとんど資金のない状態でお店を開店させるので、基本的に業者さんを使わず全て自分達の手作り。
それでもって11月18日にホントにオープンできるのか。。。
告知してしまたものの。。。[:たらーっ:]

どうして篠山を選んだのか。

場所を決めるとき、最初は地元の三田市か神戸市北区あたりを候補にしていた。
初めての物件探し。まずは自分の足で空き店舗を探す。
気になる物件は片っ端から看板の不動産屋に電話をかける。
候補の地域はアウトレットなど大型施設が充実してきて、町がはずめば、家賃もはずむ。
家賃が高すぎて撃沈。
では、今田町あたりはいかがなもんか???
参考程度に見に行ってみよう。候補率は50%といったところ。
そしてこの時にふらりと立ち寄ったアンティーク家具・インド雑貨のダルシャンさん。



お店の中でオーナーさんと会話をしているうちに、
「お店を出そうと思ってるんです。」と話に変わって言った。
オーナーさんは今田町や篠山のことをたくさん話し始めた。
人の流れや、近隣のお店のことや、集客方法など。。。
とにかくすごく親身になってありとあらゆることを教えてくれた。
そして、オーナーさんは5年先、10年先の篠山はとんでもないことになるよ。。。と言い切った。

製作担当と私の中で篠山に候補を決めた最初の瞬間は、タイミングにしたら若干誤差があると思う。
私はこの時点で80%篠山に気持ちが固まった。
製作担当は、まだまだ三田で探す余地ありと思っていたであろう。
オーナーさんは今田町を薦めてくれたが、よくよく考えて立杭焼の聖域に、読谷山焼の陶器を扱うお店を出すなんてことは非常識であると考え、今田町から少し場所を離れることにした。

ダルシャンさんはインドカレーが食べられるカフェも併設している。
ご報告がてら、今度インドカレー食べに行こう[:ディナー:]

その後、三田に戻り、三田から篠山あたりの物件探しを手伝ってもらおうと、ふと目についた不動産屋に立ち寄る。
応対してくれた営業マンと話をしていくうちに、製作担当と営業マンの地元が一緒で、その地区に多い同じ苗字、学校の先輩・後輩だったことが判明。
しかも小学校時代に集団登下校で年下である営業マンAくんの手を引いて学校までの長い道のりを往復するという間柄であった。
俄然テンションが上がるお二人。
そして営業マンは今、篠山に住んでいた。
まぁ、縁の巡り合わせってすごい。
なんてことで、興奮冷めやまぬまま一日が終わる。

そして、その夜に偶然ササヤマルシェの出店が決まった。

この時点で製作担当と私の中で、篠山へのお店開業候補は100%に達した。

そして製作担当と同郷の不動産営業マンは、物件探しに気合が入った。
めっちゃ頑張って探してくれた。
そして今の物件と出会う。
2010-10-25 16:11:32

ササヤマルシェ出店報告?

10月23、24日。
ササヤマルシェ。
たくさんのお客様にお立ち寄りいただきまして、ありがとうございました。
実に充実の4日間、夢のような空間でした。

ササヤマルシェに出店が決まってから、ブース場所を選ぶ際
自分自身、町屋を使いこなす自信がなくテントでの出店を希望していました。
ですが実行委員である「plug」のDさんから「町屋に空きがありますよ」と薦めていただき、
こんな機会もめったとないと町屋に変更。
今回はそれが大吉となって結果を出すことができました。
町屋の異空間、独特の空間の中でのお店・・・楽しかったな~。
Dさん本当にありがとうございました。
ワタクシ、人見知りが激しいもんですから面と向かっては言えず。。。
こちらでひっそりと感謝しておこう。
「来年も参加したいな~。。。[:拍手:]」
アピールするのが苦手なオンナなんで、これもココでひっそりと願っておこう。

篠山のお店オープンに向けての宣伝効果も絶大なるものでした。
たくさんの方がチラシに目を向けてくださり、持ち帰ってくださり、
「絶対行きます」と声をはずませてくださいました。
本当に嬉しかった。

そして、2週続けてお店に来てくださったお客様。
鍋しきを買いに来てくださったのに製作が間に合いませんでした。
せっかく来てくださったのに本当にごめんなさい。
前回はかなり大量に製作したのですが、すごい勢いで売れてすべて旅立ってしまいました。
お店がオープンしたらまた店頭に並べておきます。

そして木のおもちゃも2週に続きすべて完売御礼。

オーダーをいただいたお客様ありがとうございます。
現在、以前からご注文いただいているオーダーを製作中でして、そちらの商品が完成しましたら、順次取り掛かってまいりますので、お待たせしてしまいますが楽しみにお待ちくださいませ。

そんなこんなで、11月18日のお店オープンにむけて今後もバタバタと忙しくなりそうです。
ゆっくり見ていただける空間づくりを目指していますので、ぜひ遊びにきてください。