店主BLOG

2020-01-21 19:04:00

究極のモノづくり現場で打ち合わせ

2020年始まりました。

今年はブログ、さぼらない。

最低でも、ひと月に一回は記事を更新。。。怠け癖を封印しますよ~。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

先週、兵庫県西脇市にあるtamaki niimeさんへ行ってきました。

tamaki niimeさんでは、月の祝日にワークショップ<コシラエ会>というモノづくりのイベントを開催されているそうです。

5月5日の子供の日に「端材のおもちゃ作り」のワークショップをさせて頂くことになり打ち合わせに行ってきました。

玉木新雌さんのことは、もちろん存じていたのですがShop&Labへ伺うのは初めてでした。

まずはLabの中を案内してくださいました。

 

 

「空調がないので寒いですよ~。」と、今回のイベントを企画してくださる広報の藤本さん。

shopからLabへ入る扉が開くと冷たい空気が流れます。

モノづくり現場の空調事情は厳しい環境であることが多い。

といっても今年は暖冬、この日もまだ暖かいほうです。

Labの中に入るといろんな織機が稼働していて、パタパタと機械音が響き渡ります。

年代物の希少な織機がいくつも動いています。

機械の部品はもう手に入らないため、板金屋に型を作ってもらう。

メンテナンスの労力だけでも相当な手間がかかっています。

 

 

結び合わせた糸など、複数の糸で織られていく。

 

 

単調ではない独特のデニム生地へと変化していきます。

 

 

コットンの栽培から収穫、糸づくり→糸の染め→経糸作り→織る→縫う→洗う→仕上げ

商品が出来上がるまでの工程を自社で一貫しておこなっています。

 

 

 

一度染めた色は使わない。その時だけ出会える色。

 

 

 

 

ここで見たものは今しか見られない一点モノ。

 

 

丸編み機。こちらではカットソーになる生地が作られます。

 


 

手織り機もあり。うちの親方、手織り機をちょっと作ってみたくなる。

レトロな機械からパソコンを駆使した最新技術の機械まで、機械を理解するだけでも相当な苦労だろう。

モノづくりへの追求は圧巻でした。

工房をラボ(研究所)と名付ける意味がよくわかる。

 

 

 

 

ひとつの色にもこれだけの種類。

 

 

 

『一点モノを量産する』

 

すごく印象に残った言葉でした。

一台の織機から違うパターンの生地が出来上がっていきます。

世界的にみてもどこもやっていない技術。

出来上がるまでの工程を知れば、ひとつの作品に10万円や20万という価値がついてもおかしくない技術と手間と品質。

でもショールなら2000円代で買えるものもあり、パンツやワンピースにしても決して高くはない。

「一点モノを量産する」という発想と企業努力が価格に反映されているのだと思いました。

究極のモノづくりと、優しさのモノづくり、頭が下がる思いでいっぱいになりました。

 

 

打ち合わせの日はShopがお休みだったので、今度はじっくりと商品を見たいと思います。

 

 

2019-09-02 18:09:00

モノづくり×プログラミング講座

9月からお店の奥スペースは販売から「モノづくり」のスペースへと変わりました。

とはいえ、商品はほとんど減っていません。 お買い物も今まで通りお楽しみいただけます。

9月からはお店でのワークショップが本格的に始動します。

 

 

新しく始まる「モノづくり×プログラミング」

2020年からプログラミング教育が小学校で必修化されます。

木工とは畑違いなイメージですが、将来プログラミングは林業にとって欠かせない分野になると思います。

 

例えば、

◼️山から伐採した木をロボットが運搬する

◼️伐採時期を迎えた木をコンピューターで管理する

◼️木材の在庫や流通経過をアプリで確認する

などなど。

 

少子高齢化だからこそ、 人手不足だからこそ、 何かと生きづらい世の中だからこそ、

次世代を担う子供たちが時代にあった働き方で、いろんな技術を身につけてほしいと思い始動しました。

 

ちょっと先の夢ですが、山に入るシュミレーションゲームやロボットを使って木を運びだすプログラミングなど...

内容も進化していきながら最終的に「木育×プログラミング」に着地したいと思っています。

 

入会費、高い授業料は必要ありません。単発でのご参加です。

気が向いたら、面白そうだと思った講座だけ、チョイスしてください。

 

講師はコンピューター専門学校卒業。

レーザー加工機から、カスタマーディスプレイから、なんでも自作してしまう電子工作大好き、変態オジサン。

NPO法人代表の足立親方です。

 


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第1回 ロボットプログラミング (基礎2回コース)

【日時】
■1回目:2019年9月15日(日)
■2回目:2019年9月29日(日)
(午前の部)10時~12時 (午後の部)13時~15時
※午前の部か午後の部のどちらかを選んでください

【定員】各回4組
【お申込】予約制(下記WEBサイトよりお申し込みください)
【受講料】¥7500(2回分/材料費・講師料込)
【対象】10才以上~大人まで (小・中学生は保護者同伴)
【講師】NPO法人Natural Backyard Factory 足立伸也
【場所】Natural Backyard 店舗

 

詳細・ご予約はWEBサイトをご覧ください。

少人数制ですので、お早めにご予約ください。

https://naturalbackyard.jp/menu/c660419

 

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【カムプログラムロボット】
プラモデルで有名なTAMIYAのプログラミング教材です。
今回はコンピュータを使わないプログラミング学習で、
動きの方向を変えるカムという部品を使ってロボットを制御します。
ギアやパーツを1から組み立てていき、設計や仕組みを理解します。
どのようにプログラムを組めば指示どおりに動くかを考えます。
指示通りにうまく動かなかった時は考えて問題解決していきます。

 

 

#丹波篠山市 #プログラミング #ロボットプログラミング 

#子供プログラミング教室 #子育て #ワークショップ 

2018-11-13 15:26:00

ラスト ササヤマルシェ

2018/11/03(mon) ササヤマルシェに出店しました。

出店者、お客様に愛され続けてきたササヤマルシェは9回目を迎えた今年をもって終了しました。
最終回の3日間、雨なし。お天気にも恵まれ、出店した最終日は少し汗ばむような陽気となりました。

ブースにお立ち寄りくださったお客様、ありがとうございました。

 

 

 

 

2010年10月 第1回開催。

まだお店は開業していませんでした。

自分たちが作った木工品はお客様にどんな反応を頂けるのか…

仕入れた沖縄の器なども並べ、町家をお借りして模擬出店。

お客様と楽しく会話しながら販売ができ、予想以上にたくさんの方が商品を購入してくださいました。

お店オープンに向けて自信がついたことを覚えています。

 

 

 

 

この頃は春日神社の秋まつりと重なり、煌びやかな鋒山が通りマルシェとお祭りが同時に楽しめました。

たまたま出店場所の前に止まった「かんこ」という法被を着た人たちの鋒山。

数年後には篠山へ移住して息子がこの鋒山に乗り、お囃子を鳴らしているなんて当時は全く想像もしませんでした。

 

 

 

 

2011年10月 この年は味まつりと重なり本当にたくさんの観光客で賑わいました。

町家の土間をお借りして出店しましたが商品を見てくださるお客様で店内は常に満員で、ずっと店の外で接客をしていました。

 

 

 

 

 

まるいのも来てくれましたね。

 

 

 

スタッフバッジや番号のプレートなども製作させて頂きました。

入口の大きな看板は、いつしかインスタ映えするササヤマルシェの撮影スポットにもなりました。

(当の本人は撮影チャンスを逃し続け、一枚もありません・・)

 

 

 

 

ワークショップもたくさんしました。

カホンプロジェクト、エースあそびの学校、ナチュラルバックヤードで楽器づくり&演奏もしましたね。

 

 

 

 

 

「端材のおもちゃ作り」をした時も大盛況でした。

 

 

 

 

 

ナチュラルバックヤードは初回の出店をきっかけに篠山でお店を開業しました。
イベントが重なり断念した2016年を除いて、8回出店させて頂きました。
毎年たくさんの楽しい思い出を作ってきました。

篠山市とのご縁はササヤマルシェから始まったので、私たちにとっては特別なイベントでした。


2018年11月、ナチュラルバックヤードはお店オープン8周年を迎えます。

ササヤマルシェで頂いたご縁、貴重な経験を糧にして9年目も一歩一歩、地に足をつけて進んでいきたいと思います。

城下町にお店を移転してから週末は繁忙日のため、物販出店のイベントは控えてきました。

9年目はイベントでの物販出店も少しづつ再開し、お店に留まってお客様を待つのではなく、いろんな町へ自ら出向いていきたいと思っています。

新たなお客様との出会いや、お店を知ってもらうことにも注力していきます。

 

原点に立ち返ること、新規開拓をやめないこと、お客様との出会いを大切にすること。

 

最後のササヤマルシェで思い起こさせてもらった気がします。

9年間本当にありがとうございました。

 

◆2010年 WEB掲載記事 「ササヤマルシェ 2010」出店を経て、新たな商店主が開業 

//goope.akamaized.net/16453/160505223937-572b4d194c23b.pdf

 

 

 

 

 

2018-10-07 00:45:00

ベビー・キッズマタニティーショー2018

9/29(土)~30(日)に東京ビッグサイトで開催された『ベビー・キッズマタニティーショー2018』にワークショップで出展しました。

週末に台風24号が日本を横断する予報。不安のなか金曜日の夜に兵庫を出発。

1日目のイベントは予定通り開催されました。

 

イベントでは「おなまえキーホルダー」と「みにかー作り」をしました。

初日のセッティング中にパソコン機器の1つを忘れてインターネット回線が繋がらないというアクシデント。

親方は息子と有明から秋葉原まで急きょ部品を買いに行くことに。

片道約1時間ずいぶん遠くまでお買い物に行きました。

きっと秋葉原まで行かなくても電気店はあったのでしょうが東京に土地勘のない私たち。

でもよく考えたら今どき「OKグーグル。近くの電気店は⁇」て聞けば答えてくれるはず。

その時はテンパってて思いつかなかった。

 

 

 

イベント終了後、今回のイベントに誘ってくださったNPO法人チルドリンのオフィスを訪ねました。

商業文化の中心地「日本橋」は下町情緒が残りつつも煌びやかなビルや百貨店が立ち並びます。

食事をした後、ビルの中に佇む福徳神社にご案内してもらいました。
江戸城のお膝元、千年以上の歴史があり徳川家康も参拝していた「商売繁盛」の稲荷神社。
歴史と近代ビルの融合。優雅であり刺激的であり別世界の空間でした。

 

 

 

 

2日目の朝、台風通過予想の日曜日。

嵐の前の静けさ。小雨が降るものの、時折、晴れ間も見える東京です。

 


2日目のイベントは台風の影響により午後3時までの短縮開催となりました。

予定より早く終わったものの天候はまだ穏やかなので時間がもったいないなぁ。

そのまま車で宿泊ホテル周辺の浅草や両国をドライブ。


そして宿泊先の「清澄白河」

下町情緒、たくさんの橋に水門、水辺の景色、とても面白くて魅力的な町でした。

相撲部屋が数件あって、夜は浴衣姿の力士に出会います。

貴闘力がオーナーの焼き肉屋さんもあり、貴闘力がお弟子さんをたくさん引き連れてお食事をしている姿も見かけました。


東京に来たなら「もんじゃ焼き」食べよう!!って、行き当たりばったりで入ったお店。
「くさかべ」さん、最高でした。


もんじゃ焼きの作り方、こての使い方を教えてもらい、もんじゃ焼きデビュー。

 

だしだけで焼いた、もんじゃの皮の試食に。。。

 

 

アイスクリーム巻きに。。。
いろんな食べ方や、もんじゃのこと教えてくれました。

次回も絶対立ち寄りたいお店です。

 

シャーベットのような梅酒。

凍結梅酒というものがあったのを初めて知りました。

 

3日目、一日だけ観光をしました。

台風は就寝中の夜中に過ぎ去り、目が覚めると眩し過ぎる日差し。

台風一過の晴天に恵まれました。

というか、、、10月に入ったというのに気温は30度超えです。

 

宿泊ホテルの近くにブルーボトルコーヒーの日本1号店があったので行ってきました。
清澄白河エリアは木材産業が盛んだったそうで木材を保管するための天井の高い倉庫が多く、天井の高さが豆の焙煎機を置くのに適していたことから倉庫跡地をカフェに改装しているお店が増え、最近はコーヒーの町として知られているようです。

 

真夏日でアイスコーヒーを注文したので、ホットコーヒーも飲んでみたくて自分のお土産にコーヒー豆を購入しました。

とても雰囲気の良いお店、コーヒー豆の種類も丁寧に教えてくれました。

 

さて、どこへ行こうか o(^o^)o

 

一日乗車券の切符を買って電車で東京旅。

息子はいま歴史に興味があり、日本を動かすさまざまな場所へ。
靖国神社、国会議事堂、江戸城跡周辺を散策して、原宿から渋谷をぶらり。
よく歩きました。
目に映るものすべてがデカイ。
人の多さに戸惑いまくる息子でした。

 

 

 

 

 

おなまえキーホルダーは予想以上にたくさんのご注文をいただきました。

待ち時間が長くなってしまったので、後日配送にしてくださったお客様のキーホルダーもすべて発送完了しました。

ありがとうございました。

 

2018-01-13 18:32:00

「舟を編む」と「WOOD JOB」

お店は火曜日~木曜日の3日間は定休日を頂いてまして、工房の製作を手伝っております。

最近は単純作業の繰り返しで眠気に襲われてしまうので、インターネットで映画を観ながら作業しています パソコン

洋画だと字幕に集中してしまうので、もっぱら邦画です。ずいぶん前に公開されていますが、良い映画だと思った2作品。

 

『舟を編む』(2013年公開)

出典Asmik Ace

 

編集方針は「今を生きる辞書」。見出し語は24万語。完成まで15年の新しい辞書作りに奮闘する人たちを描いています。

出版社に勤める主人公の馬締(まじめ)さんは変わり者とみられ、営業部員として持て余す存在でした。

しかし言葉に対する天才的なセンスを見出されて辞書編集部へ異動します。

テーマが辞書、主人公も地味だし、話の展開もすごく地味です。

ですが編集部の人たちの会話のやりとりにどんどん惹きこまれていきます。そしてじんわりと笑えます。

感情表現が苦手な馬締さんですが、辞書作りにじわじわと情熱を燃やしていくのが感じられます。

登場人物がみんな良い人。なんだかんだ言いながらも編集部の人たちが馬締さんを支えてくれます。とても素敵な関係です。

長い年月を掛けて辞書編纂に没頭しますが、急いで完成させなければならない事情がでてきます。

とはいえ作業を一つひとつ潰していくしかない辞書作り。その苦労と奥深さが非常によく伝わってきます。

そして数少ない友達である猫「トラ」さんとの距離感が絶妙で幸せな気持ちになります。

 

奇しくも昨日(1/12)、新たに1万語を収録し10年ぶりに全面改訂された「広辞苑」が発売されたとのニュース。

インターネットを使えば無料で言葉を簡単に検索できるこの時代に8500円(税別)で販売される辞書。

この映画を観ていなければ「このご時世に辞書なんて、なかなか売れないでしょ。」と私は思ったでしょう。

地道な作業、辞書作りに携わる人々の苦労は、書物として残すべき重みであり価格相当の価値なのだとわかりました。

 

 

 

『WOOD JOB ~神去なあなあ日常~(2014年公開)

出典東宝

 

大学受験に失敗し高校卒業後の進路も決まっていない都会育ちの若者が、あるパンフレット表紙の美女に一目惚れをします。

女性に会いたいという軽い気持ちで一年間の林業研修プログラムに参加するが、それはもう期待とかけ離れた世界。

山奥の村で厳しすぎる先輩と過酷な林業の現場。耐え切れず逃げ出ようとするも表紙の美女が村に住んでいると知り、留まることを決意します。

不真面目そうに見えるものの木を切ることにはちょっと筋が良かったり、少しづつ村の暮らしに溶け込んでいきます。

田舎で暮らすことは、人にも自然にも受け入れられたり受け止めるまでに時間がかかります。

そういうところがリアルに描かれていて、人とのふれあいに感動する場面もあります。

数秒ですが、やや濃厚なキスシーンと下ネタあり。これをうまく削除して小学生の子供たちに是非観てもらいたい映画であります。

とくに篠山市のような林業の担い手が不足している地域では保護者の方にも観てほしいと思います。

農林水産省でもおすすめされています(http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1404/movie.html)

 

 

素晴らしい思ったこの2作品。

恥ずかしながらあまり本を読まないので初めて知ったのですが、どうやらどちらも著者が「三浦しをん」さんって方のようで。

この方の作風が自分の好みなんだということもわかりました。

本を読む時間はなかなか持てないですが、また良い映画に出会いながら自分のお仕事も頑張りたいと思います。

 

【お願い】

工房での製作のため、平日の営業日(月・金)は午後4時でお店をクローズさせていただきます。

お客様のご来店状況をみながらですので、午後4時以降ご来店希望の場合はご連絡いただきましたら対応いたします。

ご不便をおかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。

 

【イベント&臨時休業のお知らせ】

ママwithららぽーと× 出張!チルドリンアカデミーに出展します。

★1/20(土)ららぽーと和泉

★1/28(日)ららぽーとexpo city

※両日とも出展にともない、お店はお休みいたします

 

 

NPO法人チルドリン主催の無料ワークショップもあります

 

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